女性ばかりの職場で働いていると、小言のようなことばかり言ってくる人って必ずいますよね。
私も以前の職場でいわゆるお局さまのような人からネチネチと嫌味を言われて辛い日々を送っていたことがあります。
話しかけても素っ気なくされて、ミスをするとチクチクと小言を言ってくる。
姑かよ…と思うのですが、生活の都合上すぐに退職することもできません。
そういう時ほんとうに腹が立って、悲しくて夜も眠れないときがありました。
本文の記事ではその時の経験を元に、あの時こうすればよかったのか…という当時の自分に教えてあげたいメソッドを書き込みました。
もしもいま同じような境遇で働いて悩んでいる女性がいたら、本文の内容を参考にしてみてくださいね。
kaori
相手の状況を客観的に指摘する
ネットを見ていると「いじめられた時の対処方法」って記事がたくさんあるんですけど、そんなもの分かってるわ!って記事が多いと思いませんか?
そういうネガティブな負け戦みたいな反応の方法じゃなくて、もっと具体的な反撃方法を教えてくれよと思ったので私が筆を取りました。
もちろん時と場合にもよりますし、あんまり反撃って得策じゃないのは分かっているんですが…この記事ではちょっとだけ、しなやかに、言い返す技術をお伝えします。
最初に紹介する方法は「相手の状況を客観的に指摘する戦略」です。またの名をフィードバック戦術とも呼びます。
どういうことかというと、
- 〇〇さん、怒っているんですか
- 急に早口になってどうしたんですか
- 鼻毛出てますよ
何が言いたいのかというと「一歩引いた目線」で自分のことを客観視されると、人は面食らって躊躇するんです。
もしお局さんに小言じみたことを言われたら、小言の内容そのものには触れず、お局さんの言い方や態度などを俯瞰した目線で一言グサリと言ってみて下さい。
確実に相手の戦意を削ぐことができます。
kaori
相手の言い方をそのままオウム返し
次に紹介するお局さんへの反撃方法は「相手の言葉をそのままオウム返しする」という方法です。
たとえば、
- 今忙しいから話しかけないでくれる?
- ほんと、どんくさいな!
- ばかじゃないの?
もしくは「ばかじゃないの、ですか。」という感じですね。これをされるとなんだかドキッとしませんか?
まるで自分のことを録画したビデオを見せられているような気分になって、恥ずかしい気持ちになります。
もちろんその一回のオウム返しで小言や攻撃がなくなるとは思いませんが、相手の言動が修正されるキッカケにはなるはずです。
書類が落ちれば会話は止まる
次に紹介する反撃方法は意図的に何かを落とすというテクニックです。
例えば会話している途中で小銭が床に散らばったらその話って中断しませんか?
これがペンでも書類でもなんでもいいのですが、とにかく相手の注意をそらして会話を中断させちゃいます。
この方法は厳密には反撃というか話を中断させて有耶無耶にするずるいテクニックなのですが「あーもううるさいな!」と思ったときに使える小技です。笑
kaori
全面降伏せず部分的に負けてあげる
話は変わりますが本物のヤクザの親分って絶対に口論で負けないんですよ。
なぜかというと彼らは口喧嘩の技をたくさん持っているからです。
その一つが「部分的に負けても全面的には負けない」という戦術です。
たとえば、お局さまにこんなことを言われたとします、
- ◯◯さんまだ頼んだ仕事終わってないの?
- 何時だと思ってるの?
- 部長が怒られるのは私なのよ
- ほんとにどんくさいわね
などなど、まずは相手に言いたいことを全部言わせましょう。
その上で、相手の発言の中に矛盾点や言い過ぎなところを見つけます。
そして自分の非を一部認めた上で反論します。例えばこんな感じです。
はい、おっしゃっていることは分かります。作業に時間がかかってしまい申し訳ありませんでした。ただ納期に関しては依頼されたときに何もおっしゃっていませんでしたよね?それとどんくさいという発言は人格否定のように聞こえて聞き流せないのですが、どういう意味でしょうか?
という感じで、相手の主張を部分的に認めて謝罪した上で、理論的に間違っている部分を指摘していきます。
そしてもし相手が暴言じみたことを言ってきたらチャンスです。
すかさず「どういう意味ですか?」と無邪気に笑顔で聞いてみましょう。
相手はけっこう怖がると思います。なぜなら仕事とは関係ない部分で人を侮辱するのは犯罪だからです。
あなたのさっきの発言は犯罪ですけど、もう一回言って下さいませんか?と言われて「はい、分かりました、もう一回言います」という人はなかなかいないはずです。
学習性無気力になったら最後
檻に入れられた犬に電気ショックを与えるという実験があります。
犬は最初は檻から出ようともがき苦しみますが、絶対に出れないことがわかると次第に抵抗することをやめます。
その状態になった犬の前で檻を開けても、もう犬は外に出ていかずふるふると震えながらずっと電気に耐えてるようになるのだとか。
これを学習性無気力と呼ぶそうです。働く人間にも同じようなことが言えるのではないでしょうか?
電気ショックのようにお局さまや先輩、上司からのパワハラを受けているとだんだんその痛みに慣れて麻痺してきます。
そして次第に抵抗することをやめて、受け入れるほうが楽だし・・・と思うようになってきます。
そうなったらお局さまやパワハラ上司たちの思うツボ。「いい人」ではなく「都合のいい人」の出来上がりです。
そうならないためにも本文で紹介したことなどを活かして、自分の心の健康は自分で守るんだということを心がけてください。
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